SESを半年・1年で辞めるのは大丈夫！辞めたほうが良い人の特徴も紹介

まずは、本記事の結論をお伝えします。

SESは半年・1年で辞めてもOKです。

そもそも、自分に合わない環境で働いても成長できないし、つらいだけ。

若いうちならポテンシャル採用をしているIT企業もたくさんあるため、転職先も見つけやすいです。

そんな今回は、SESを半年・1年で辞めても大丈夫な理由や退職すべき人の特徴を解説します。

また、半年・1年で辞めるデメリットや対処法も紹介するため、あなたの不安を少しでも和らげる手助けができたら嬉しいです。

SESを半年・1年で辞めるのは大丈夫？

SESを半年・1年で辞めるのは問題ありません。

本章では、SESを半年・1年で辞めるのは問題ない理由を2つ解説します。

契約途中でも辞められる

SESを辞めたいと思っても、契約期間が残っていると辞められないと思っていませんか？

現場との契約は会社間の話なので、エンジニアは契約の途中でも退職は可能です。

民法でも、「退職届を出してから最短2週間で会社は辞められる」と明記されていますので。

民法　第627条　

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用：総務省行政管理局-電子政府の総合窓口（e-Gov）

とはいえ、契約期間の途中で辞めてしまうと、次のような心配もあるかと思います。

結論、すべて心配ないのでご安心ください。

労働基準法では、「労働者に違約金や損害賠償を求めてはいけない」と定められています。

労働基準法　第16条

使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。

引用：総務省行政管理局-e-Gov法令検索-労働基準法

もし損害賠償などを要求されたら、自分で対応せずに弁護士や労働局へ相談すると伝えれば大丈夫です。

また、あなたの代わりは会社が探してくれるので、まわりへの負担を気にしすぎる必要はないですよ。

若手エンジニアの転職先はたくさんある

SESを半年・1年で辞めても、若手エンジニアなら転職先はたくさんあるので心配いりません。

なぜなら、IT業界は人材不足だからです。

経済産業省の調査によると、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足するとされています。

人手不足が深刻なため、多くの会社でエンジニアを必要としている状況です。

特に、若手のポテンシャル採用をしているIT企業は多く、高いスキルがなくても内定がもらえます。

自分にはどんな転職先があるのか気になる方は、以下のIT転職エージェントに相談だけでもしてみてください。

SESを半年・1年で辞めたほうが良い人

この章では、SESを半年・1年で辞めたほうが良い人の特徴を3つ紹介します。

特徴に当てはまる人は、早めの転職を検討しましょう。

ITスキルが身につかない仕事をやらされる

SES企業の中には、ITスキルがまったく身につかない仕事をやらせる会社があります。

エンジニア志望で入社したにも関わらず、上記の仕事をやらされているなら、半年以内に辞めた方が良いでしょう。

プログラマーやシステムエンジニアを目指しているなら、はっきり言って時間の無駄です。

20代なら転職先はいくらでもあるので、IT未経験から成長できる会社を早めに目指しましょう。

入社前に聞いた雇用条件と違っている

入社前に聞いていた雇用条件と違っている会社も、半年・1年以内に辞めたほうがいいでしょう。

雇用条件で嘘をつく会社は、完全なブラックSES企業です。

入社前に提示された条件と変わっていないか、必ず下記はチェックしてください。

入社前に提示された内容より悪くなっている場合は、転職を検討した方が良いですよ。

高いスキルを持っているエンジニア経験者

高いスキルを持つエンジニア経験者は、SESを半年・1年で辞めても大丈夫です。

はっきり言って、人気の高い優良企業へも転職できる可能性があります。

また、IT業界はエンジニアの取り合いになっているため、高いスキルの人なら年収700〜1,000万も目指せますよ。

試しにIT転職エージェントに登録してみてください。

上流工程や複数言語の経験がある人なら、今より高い年収を提示しくれる会社がきっと見つかりますよ。

SESを半年・1年で辞めるデメリット

とはいえ、SESを半年・1年で辞めるデメリットは当然あります。

下記3つのデメリットは、チェックしておきましょう。

すぐに辞める人だと思われる

SESを半年・1年で辞めるデメリットは、「すぐに退職する人」だと思われ、マイナスのイメージがつくことです。

採用活動は多くのコストがかかるため、会社は長く活躍してくれる人を好みます。

そのため、すぐ辞める人にあまり良い印象を持ってくれません。

半年で辞めて転職するには、SESからの転職理由に納得してもらう必要があります。

次のポイントに気をつけて、転職理由は伝えるようにしましょう。

もし、転職理由や選考対策に悩んだときは、マイナビIT AGENT やGeekly（ギークリー）のIT転職エージェントに相談すると良いでしょう。

ボーナスや退職金がもらえない

ボーナスや退職金がもらえないことも、SESを半年・1年で辞めるデメリットです。

SES企業に限らず、ボーナスや退職金をもらえる条件は、以下のように定められています。

もし、ボーナスを受け取れるか不安なら、就業規則や賃金規定を確認するか、人事担当に聞いてみましょう。

転職先が選びづらい

IT未経験から入社して半年・1年で辞めると、転職先は選びづらいです。

特に、SES以外の会社は競争率が高いので、スキルがなければむずかしいでしょう。

「スキルはないけど、今の会社をもう辞めたい」という場合は、SES優良企業へ転職するのがおすすめです。

同じSESでも優良企業なら、エンジニアのスキルが身につく仕事をさせてくれます。

SESの優良企業については、以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。

SESを半年・1年で辞めるときによくある質問

SESを半年・1年で辞めるか考えている人によくある質問をまとめます。

SES以外の会社に転職するには？

SES以外の会社に転職するには、IT転職エージェントを活用しましょう。

IT転職エージェントに相談すると、希望に合った求人を紹介してくれます。

「SES以外の会社が良い」と最初に伝えれば、自分で探す必要もありません。

また、SES以外の会社は競争率が高いため、入念な準備・対策が必須です。

IT転職エージェントを利用することで、面接や書類の対策をしてくれるので、質の高い準備ができます。

おすすめのIT転職エージェントは、次の3つです。

上記3社はエンジニア転職の実績が豊富なため、安心して利用できます。

どんな転職先があるか相談だけでも利用はOKなので、一度話を聞いてみると良いですよ。

SESじゃない会社については、次の記事でも解説しています。

退職は何ヶ月前に伝えるの？

SES企業を辞めるなら、退職希望日の1ヶ月前には伝えるのが一般的です。

ただし、会社によって退職手続きの流れは違うため、事前に就業規則を確認しておきましょう。

SES・客先常駐の辞め方については、以下の記事で詳しく解説しています。

SESの契約期間は平均どれくらい？

SESの契約期間は、平均1ヶ月〜3ヶ月です。

ただし、案件によって契約期間は異なるため、詳しくは担当の営業に確認しましょう。

また契約の更新は、契約期間が終わる1ヶ月前に、次の期間の手続きをします。

退職を考えているなら、次の契約更新前には担当の営業に辞めることを伝えるようにしてください。

SESを半年・1年で辞めるまとめ

本記事では、「SESを半年・1年で辞めるのは大丈夫か？」をテーマに解説しました。

SESは半年・1年で辞めても大丈夫なので、今の会社が合わないなら早めに辞めましょう。

IT業界は人手不足のため、若手を募集している会社はたくさんあります。

IT転職エージェントに相談すれば、プロのアドバイザーがあなたの強い味方になってくれますよ。