SES・客先常駐の辞め方！すぐ辞める方法と辞める時によくある質問を解説

最初にお伝えしたいのは、SES企業を辞めるのは簡単です。

プロジェクトの途中だったとしても、1か月あればすぐ会社は辞められます。

そんな今回は、SES・客先常駐の辞め方について基本的な流れを解説します。

「すぐ辞める方法」や「辞める時によくある質問」にも回答しているので、SESを辞めたいならぜひご覧ください。

SES・客先常駐の辞め方・辞める時の流れ

本章では、SES・客先常駐の辞め方について、基本的な流れを4つのステップで解説します。

プロジェクトの途中だったりしても、気にしないで大丈夫ですよ。

①：就業規則を確認

まずは、自社の就業規則を確認しましょう。

一般的な就業規則では、「辞める場合は1か月前に伝えること」と記載されています。

仮にプロジェクトの途中だったとしても、会社のルールどおりに手続きをすれば問題ないですよ。

②：1か月前に自社の上司or営業に伝える

SESだと退職を誰に言うのかわからないですよね。

会社を辞める時は、必ず自社の上司か営業に伝えるようにしましょう。

また辞める意思を伝えるときは、口頭だけではなく、メールやチャットで履歴を残すようにしましょう。

ブラックなSES企業だと、上司や営業が聞いていないとごまかすことがあるからです。

③：転職先を探す・転職エージェントに登録

会社を辞めると伝えたら、すぐに転職先を探すようにしましょう。

早めに転職先を見つけておくことで、次のようなメリットがあるからです。

とはいえ、適当な会社を選んでしまい、ブラック企業に転職するのは避けたいと思います。

あなたの希望にあった会社に転職するためには、レバテックキャリア やマイナビIT AGENT のIT転職エージェントを使いましょう。

大手SIerや自社開発のWeb系、社内SEなど、人気な優良企業の求人がたくさんあります。

完全無料で使えるため、会社を辞めると決めたタイミングで登録だけでもしておくようにおきましょう。

④：有給を使って計画的に休む

退職希望を上司や営業に伝えたら、有給を使いましょう。

有給は労働者の権利ですからね。

有給については、厚生労働省のFAQサイトでも、以下のように記載されております。

年次有給休暇とは、一定期間勤続した労働者に対して、心身の疲労を回復しゆとりある生活を保障するために付与される休暇のこと

引用：厚生労働省-FAQ（よくある質問）

もし、有給をまとめて消化するのがむずかしいなら、毎週1日～2日を計画的に取るのがベストです。

転職先の面接や履歴書の準備など、転職活動に有給を活用するのがいいですよ。

SESを辞める時によくある質問

SESを辞めたいと思っても、いろいろと分からないことが多くて不安ですよね。

本章では、SESを辞める時によくある3つの質問に答えていきます。

SESで退職をしたいときは誰にいうの？

SES企業を退職したいときは、必ず自社の上司か営業に伝えるようにしましょう。

雇用契約をしているのは、自社だからです。

常駐先のリーダーや先輩に退職を伝えても、判断する権利は一切ありません。

場合によっては、現場でトラブルになる可能性もあるため、必ず退職は自社の上司か営業に伝えましょう。

本記事のSES・客先常駐の辞め方・辞める時の流れでも解説しているので、改めてチェックしてみてください。

SESを辞めるのは簡単？すぐ辞める方法は？

結論として、SESを辞めるのは簡単です。

1か月あれば、確実にSES企業を辞めて転職できます。

労働者には「職業選択の自由」「辞める自由」があるため、最短だと2週間で辞めることも可能です。

民法　第627条

当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

引用：総務省行政管理局-電子政府の総合窓口（e-Gov）

ただ、SESをすぐにでも辞めたいなら、退職代行サービスを検討しましょう。

お金はかかりますが、退職に関わるすべての手続きを代行してくれるため、すぐに辞めることができます。

SES・客先常駐に強い退職代行サービスについては、次の記事でまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。

SESはバックレても大丈夫？

SESの会社をバックレて辞めるのは、おすすめできません。

僕の意見として、バックレは「最後の手段」だと思っています。

なぜなら、次のようなデメリットがあるからです。

「精神が病みそう…」「パワハラされる…」「セクハラされる…」以外は、普通に辞めるのがベストです。

とはいえ、「今すぐ辞めたい！」「精神的につらいからバックレたい！」という気持ちもわかります。

SESのバックレについてまとめた記事があるため、限界を感じているなら参考にしてみてください。

SESを辞めた後の転職先はすぐ見つかる？

ぶっちゃけ、SESを辞めた後の転職先はすぐ見つかります。

次のようなことを言う人がいますが、気にしなくてOKです。

IT業界は人手不足のため、エンジニア経験者の求人数は右肩上がりに増えています。

経済産業省は、2030年までにIT人材が最大で79万人も不足すると予測しているため、いろいろな会社でエンジニアは取り合いです。

だれもが知っている優良企業もエンジニアを募集しているため、辞めたい会社にいるのは、もったいないです。

試しに、SESからの転職に強いマイナビIT AGENT やレバテックキャリア に登録してみてください。

おそらく、今より好条件の会社を紹介してもらえますよ。

SESを辞めたい人のよくある理由

あなたと同じように、SESを辞めたいと悩んでいる方は多いです。

そんな本章では、SESを辞めたい人のよくある理由を4つ紹介します。

案件から抜けられない

SES業界では、案件から抜けられないから辞めたいという声が多いです。

会社が勝手に契約を延長し、いやな案件から抜けられないと辞めたくなりますよね。

あくまで一例ですが、上記の案件を続けるのはつらいです。

しかも、案件を抜けたいと相談したのに、真剣に話を聞いてくれないこともあります、

SESを辞めたくなる理由として、エンジニアの希望をしっかり聞いてくれない会社の原因は大きいです。

下請け過ぎて年収が低い

SESでは給料が安く、年収もまったく上がらない会社があります。

ひどい会社だと「月給10万円台」「年収200万円台」「残業代の支給なし」のブラック企業も…。

SES業界は多重下請け構造のもっとも下なので、間の会社に利益を取られてしまうのが原因です。

どんなに仕事をがんばっても、多くの会社が間にいると給料は安いし、年収は上がりません。

SESは会社の立ち位置によって、同じ仕事でも契約金額がぜんぜん違います。

下請けすぎる会社だと契約金額がそもそも低いため、エンジニアの給料を上げられないんですよね…。

また、エンジニアへ利益をまったく還元しないブラック企業もあります。

SESは会社で年収が大きく違うため、ブラック企業にいるなら辞めたいと思うのは仕方がないです。

とはいえ、年収が高いSESのホワイト優良企業もあります。

今の会社は辞めたいけど、SES（客先常駐）の働き方は嫌いじゃないって人は、以下の記事をぜひご覧ください。

ブラック企業で将来が不安

20代後半～30代を中心に、将来が不安でSESを辞めたいと思う人は多いです。

40代・50代になっても、SES（客先常駐）を続けられるか不安ですからね…。

現実として、SESで活躍する40代・50代もいますが、苦労している人もたくさんいます。

とくに以下のような人は、早いうちに対策しないと手遅れになります。

若いうちなら自社開発、社内SE、大手SIerでも、ポテンシャル採用をしてくれる会社はたくさんあります。

本気でSESを辞めたいなら、早めの行動が大切ですよ。

SES・客先常駐の辞め方まとめ

改めてお伝えすると、SES（客先常駐）を辞めるのは簡単です。

プロジェクトの途中だったとしても、1か月あれば辞められますので。

ただし、辞めると決めたら「断固たる決意」をもって辞めましょう

会社に辞めることを伝えると「厳しい言葉」や「甘い言葉」で引き止めようとしてきます。

すべて気にする必要はありません。

これらに打ち勝つには「強い意志」が必要です。

• 「働きたくない会社に居続けるか？」
• 「新しい未来へチャレンジするのか？」

どちらを選ぶかは、あなた次第です。

本記事が、SES（客先常駐）を辞める一歩を踏み出す役に立ったならうれしいです！

最後に、おすすめのIT転職エージェントを紹介して終わりたいと思います。