SES（客先常駐）から社内SEの転職方法！どっちがいい？志望動機は？の疑問も解決

SES業界8年の僕が最初にお伝えするのは、

「SES（客先常駐）から社内SEに転職はできる！」ということ。

人気の社内SEですが、多くの方がSESから転職できています。

そんな今回は、SES（客先常駐）から社内SEへの転職に必要なすべてをまとめました。

こんな悩みをお持ちの方は、ぜひ本記事をご覧ください。

SESから社内SEは転職できるのか？

改めてお伝えしますが、SESから社内SEへの転職は可能です。

そんな本章では、以下3つの理由について説明していきます。

①：SESから社内SEに転職した人は多い【体験談】

まずお伝えしたいのが、SESから社内SEに転職している人は多いということ。

Twitterでも「SESから社内SEへ転職できた！」ってコメントは多く見つけられるので、

いくつかご紹介したいと思います。

見事、弱小SESから大企業の社内SEに転職出来ました！

— アリン🐴 (@asas_ari) February 19, 2021

私は保育士から転職して
未経験エンジニアからSESで１年半経験して
その後社内SEになって
３年目に入ったばかりだけども

今ツイッターサーフィンしていて
予想以上に「未経験」「駆け出し」の
エンジニアが多いことを知る
まだまだ🐣の私だけど
力になれるのならなりたいな
私も最近までそうだったし

— すー🐍AWSSAPの勉強頑張るマン (@supleiades) July 5, 2020

「2次請より上流に行けないSES」から非IT産業の社内SEに転職した段階でまあまあ年収は上がったのだが、こうなってくるともう少し上を目指したくなるのも人というもの。

— 天宮社 (@amemiyashiro) December 14, 2021

いちおうこの「開発未経験」ルートを辿ってSESから”社内SE”に転職した、と自らを認識してるんだけどな。

もしかすると私は未経験じゃなかったのかもしれない。FEPK的な意味で。

— G.B.遠藤(5G) (@EndWorld318) July 20, 2021

こんな感じでSESから社内SEへの転職は、会社の規模やエンジニアの経験年数は関係ありません。

「自分の経験なんかじゃ無理だよ…」とか思わないで、ぜひチャレンジしてみてくださいね！

②：ユーザー企業のIT内製化が進んでいる

SESから社内SEへ転職できる具体的な理由の1つは、

ユーザー企業（一般企業）でのIT内製化が増えたから。

大手（従業員1,000名以上）のユーザー企業は特に増えていて、2019年には63.9%の会社がIT内製化に取り組んでいます。

具体的には、次の大手ユーザー企業が社内システムを自分たちで準備していますよ。

このような背景もあって、SESから社内SEへの転職がしやすくなっています。

③：IT業界は人材不足

2030年までに約79万人のIT人材が不足すると予想されています。

実際、各IT企業に「人が足りているか？」のアンケートを取ったところ、

90%以上の会社が人材不足と回答をしている状況です。

ただでさえIT企業が人手不足なのに、ユーザー企業の社内開発も増えている状況を考えると、

エンジニア不足は今後も加速していきます。

SESから社内SE以外の転職もしやすくなっているので、

いろいろ検討したいなら「SESからの転職先7つ！転職を成功させる方法・よくある質問も徹底解説」の記事を参考にしてくださいね。

SESから社内SEへ転職する方法は？

SESから社内SEは転職できるとお伝えしましたが、まだまだ求人数は少なく、人気なので競合は多いです。

やみくもに転職活動をしても合格はむずかしいでしょう…。

SESから社内SEへ転職したいなら、以下3つをすぐにでも実践しましょう。

1つずつ解説していきます！

①：どんな社内SEになりたいかを決める

まずは、どんな社内SEになりたいかを決めましょう。

会社によって、社内SEの仕事はぜんぜん違いますからね。

などなど・・・。

スキルアップできる仕事もあれば、雑用に近い業務もあります。

なんとなくSESから社内になりたいと思うだけじゃなく、

「どんな仕事がしたいか？」「どんな働き方がいいのか？」は絶対決めてください。

なりたい社内SEを事前に決めておかないと、転職してから後悔することになりますからね。

②：早めに転職活動を開始する

次に重要なのが、なるべく早めに転職活動を開始することです。

理由は以下3つ。

SESから社内SEへ転職したいと思っても、準備ができていなければ動けません。

そのあいだに優良企業や人気な会社は募集が締め切られてしまうことも・・・。

また、若いうちに転職活動をするのが重要なポイントです。

30代前半までの人をほしい企業が多いので、年齢で不合格になる可能性もありますからね。

③：今すぐIT転職エージェントに登録する

SESから社内SEへの転職を考えている段階でも、IT転職エージェントには登録しておきましょう。

なぜなら、IT転職のプロからいろいろと教えてもらえますので。

転職をするorしないを考えるうえでも、必要な情報ですよね。

また、IT転職エージェントに登録しておくことのメリットを一覧でまとめました。

IT転職エージェントのサポートがあるだけで合格率が上がったり、転職の安心感はぜんぜん違います。

少しでも転職を考えているなら、いざというときにすぐ使えるので登録だけはしておくべきかなと。

ちなみに、SESから社内SEへの転職でおすすめのIT転職エージェントは次の3つ。

社内SEに強い転職エージェントをまとめた記事もあるので、あわせてご覧ください！

SESと社内SEはどっちがいいのか？

ぶっちゃけ、どっちがいいとかはありません。

客先常駐が「OK or NG」で決めるのがいいかなと。

例えば、SESでいろいろな客先で仕事をするのが楽しい人もいれば、

社内で落ち着いて働きたいって人もいますからね。

そんな本章では、「あなたにとって社内SEとSESのどっちがいいか？」を考えてもらうために、

実際に転職した人のコメントをまとめてみました。

転職を考えているなら、ぜひ参考にしてください。

社内SEに肯定的なコメント

6月にSESプログラマから社内SEに転職したけど、自由度が全然違うね。

SESの場合、上から来た設計書や指示の通りにしかプログラム書けないけど、

社内SEは自分で問題発見、提案、改善したりプロジェクトの全行程を社内だけでできるから最高に楽しい。学びの幅もかなり広がる。

二度とSESはやらん。

— ミンク (@Mink_P_q_) September 1, 2021

SESがしんどくて社内SEに転職して一ヶ月経過した結果、「ある程度平和」だと働いて感じ、待遇面含めて前職がヤバすぎたと気付いた

— issei TENGAMAN (murrumbidgees) (@orega_hyoudou) July 1, 2020

社内SEに転職して早2ヶ月

SESでシステム開発してた頃と比べてラク過ぎて毎日配信見てスマブラしてたけど、今度は逆に将来が不安になってきた…

副業でかるーくでもシステム開発受注しないとエンジニアとしてヤバイ気がしてきた…誰か仕事くれ

— でぶり (@kzEdaEOv2rVYhne) February 23, 2021

SESのプログラマ、社内SEに転職したら無双した

— の ん 🍃 (@rnor_135no) June 27, 2019

SESに比べて、社内SEは仕事が楽だと感じる人が多いです。

もし、客先常駐がイヤだったり、落ち着いた環境で働きたいなら社内SEのほうがあっていますよ。

本記事でSESから社内SEの転職方法をご紹介していますので、改めてご覧ください。

SESに肯定的なコメント

自分は社内SEよりSESの方がおすすめ

疲れたから社内SEに転職したけど、なんも技術身に付かんし(当社比)立場弱いしつまらんことばかりで結局戦場に戻った

— くらななつ (@Nu75cc) June 30, 2021

社内SEは予算取ってきて、ベンダーに投げるのが仕事だと思っているが、本格的に開発がしたいから、SES経由で転職を検討中

— ＮＯＮＯ (@noon_12) June 22, 2020

前の現場のソースが素晴らしすぎて
どうしても比べてしまう…
綺麗なソースで育ったから綺麗なソースが書きやすくなれたし、すぐいいソースか分かるようにもなった

こういう経験できるからやっぱSESは悪だとは思えないなぁ…
社内SEだとこれが基準になっちゃう(もちろん転職すればいいのだけれど)

— ごりらちゃん.php (@ladikk6ZjVKSs8E) January 21, 2021

技術やスキルを身につけたいなら、社内SEよりもSESが合っていますね。

とはいえ、SESはブラック企業が多いのも事実…。

SESで働くなら、必ずホワイト優良企業で働きましょう。

このあたりは、「SES優良企業ランキング」の記事でまとめているので、ぜひご覧ください！

SESから社内SEの志望動機（例文）は？

SESから社内SEへの転職を決めたら、悩むのが「志望動機」です。

志望動機を書くときは、以下7つのポイントを意識するようにしましょう。

本章では、志望動機の例文を2つ準備しましたので、参考までにご覧ください

とはいえ、IT転職エージェントに登録すれば、履歴書や職務経歴書の作り方はフォローしてもらえるので、気軽に相談してみてくださいね。

志望動機（例文1）

　「私はSESエンジニアとして、約3年間にわたりお客様先のプロジェクトに参加してきました。主に物流業界のプロジェクトが多く、今年からはエンドユーザー様と直接やり取りができる機会も増えました。自分の意見が開発中のシステムに反映されるなど、とてもやりがいを感じております。

　ただし、今の工程が終わったら次のプロジェクトへ異動しなければならず、システムの完成を見届けられないのがとても残念です。

　私は一度やり始めたことは、最後までやり抜きたい性格です。そのため、今の働き方を今後も続けることに物足りなさを感じてしまい、社内SEを志望するようになりました。

　システム開発の最初から最後までを責任をもって担当できるのは、社内SEの魅力だと思っています。物流事業を展開している貴社の社内SE職であれば、今までの私の経験も活かすことができると考えておりますので、是非ともよろしくお願い致します。」

※388文字です。

志望動機（例文2）

　「私は客先常駐のインフラエンジニアとして、主にシステムの運用・保守を5年ほど担当してきました。今のプロジェクトは2年ほどお世話になっており、メンバー5名のマネジメントも任せて頂き、とてもやりがいを感じております。

　ただ、業務委託である常駐エンジニアでは権限が少ないこともあり、任せて頂ける仕事に制限があることに悩んでおります。

　貴社の社内SE職では、今までの経験が活かせるシステムの運用・保守やヘルプデスクの仕事ができるだけではなく、IT施策の企画・立案まで担当できることに大変魅力を感じております。

　縁の下の力持ちとして、貴社で働く社員の皆様が安心して働けるお手伝いをしたいと思い、志望させていただきました。」

※304文字です。

SESから社内SEへの転職まとめ

今回は「SES（客先常駐）から社内SEの転職方法！どっちがいい？志望動機は？の疑問も解決」について書きました。

本記事のポイントをまとめると、以下のとおりです。

改めてお伝えすると、社内SEは人気な職種なので早めの行動が大切。

優良企業ほど競合が多くなるので、とりあえずIT転職エージェントの登録だけは終わらせておきましょう。

それでは、この辺で。
最後までお付き合いありがとうございました！