【キケン】客先常駐SEをクビにする会社!【そんな企業は辞めてOK】

客先常駐SEのクビについて知りたい人

客先常駐SEって、会社をクビにされる可能性があるって本当?


なかなか、常駐先が決まらないから不安で、、、。

そもそも、クビにするって良いの?

どんな会社が客先常駐SEをクビにするのかも一緒に教えてほしいな。」

こういった悩みを解決します。

本記事のテーマ

僕はIT業界15年。

SESは8年で、営業・採用・キャリアコンサルタントとして働いています。

若手エンジニアと話していると、次のような質問をされることが…

エンジニア

客先常駐SEはクビにされやすいって聞いたんですが…本当ですか?…心配で、、、。

ライヲン

悲しいけど本当だよ・・・。一部の会社だとエンジニアを使い捨てにすることがあるんだ…。

ぶっちゃけ、僕も理不尽に会社をクビになった方を多くみてきました。

本記事では、「客先常駐SEのクビ」をテーマにしつつ、「客先常駐SEをクビにする会社は辞めてOK」という話をしていきます。

補足として、「一部の会社」が客先常駐SEをクビにするのであって、「客先常駐=クビにされる」というわけじゃないことは、お伝えしておきます。

\クビにする会社は辞めてOK/

本記事ではプロモーションを含みます。

SES初心者ナビが紹介する商品・サービスの一部には広告リンクが含まれており、当サイトを経由して申し込みのあった場合は、各企業から支払いを受け取ることがあります。ただし、当サイトのランキングや商品・サービス評価に関して、提携および報酬の有無が影響を及ぼすことはありません。

タップできる目次

客先常駐SEって、クビになる可能性があるの?

結論として、「常駐先が決まらないエンジニア」」をクビや解雇にする会社はあります。

常駐先が決まらないと、会社にとって“赤字”になるからです。

客先常駐のビジネスモデルは、エンジニアが働いた売上から給与を支払っています。

こんな感じですね。

会社は社員に給与を払う義務があるので、売上がないと給与分が“赤字”ということです。

常駐先が決まらない➡売上がない➡給与だけ支払う➡赤字

結果として、次のように重荷になる社員は、クビにしようという判断をしてきます。

会社をクビになりました。これは正当な解雇ですか?


客先常駐型のIT系企業に今年の1月から勤めています。
9月末で退職してくださいと言われました。


理由は新しい現場が見つからないからです。


7月から自社で待機をしており、3回面談を受けたのですが、残念ながら落ちてしまいました。
しかし、これで解雇には納得していません。

引用:Yahoo!知恵袋

営業力の低い会社に問題があると思うのですが、悲しいで実例です。

悪く言うと、会社は「利益をだせる社員か?」、「赤字をだす社員か?」という視点で客先常駐SEを見てくるということです。

ただ、SESでは会社が原因で案件が決まらないこともあります。

詳しくは「SESで案件が決まらない会社・人の特徴8選!営業担当が解決策をご紹介」の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。

客先常駐SEをクビにするのって、許されるの?

「常駐先が決まらない」だけでクビにするのはNG。

“じょうばん法律事務所”の弁護士、鬼沢さんのコメントです。

正社員なのですよね。
解雇をするのは、かなり厳しい要件が課されています。単に「新しい現場が見つからない」というだけでは有効に解雇をすることはできないといえるでしょう。

引用:Yahoo!知恵袋-弁護士 鬼沢健士さん

詳しく解説していくと、『労働契約法の第十六条(解雇)』には、次のように記載されています。

労働契約法 第十六条 

解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は、その権利を濫用したものとして、無効とする。

引用:政府の総合窓口イーガブ(e-Gov)

ここでポイントなのは、次の2点。

  • 客観的事実 → 解雇の理由が、だれが聞いても明確なのか?
  • 社会相当性 → 世の中的に、解雇となっても仕方ない理由か?

常駐先が決まらないのって「会社に営業力がない」、「会社都合で提案金額が高すぎる」などの理由もありますよね。

それなのに、「常駐先が決まらないエンジニアが悪い!クビだ!」って…だれも納得しません。

会社は何をした?、どんな取り組みをした?、どのような改善策を考えた?・・・など。

日本は解雇の条件が厳しいので、企業努力もせずにクビにするのはNGです。

正社員として採用したなら、「社員が働ける環境」を全力で準備する必要があります。

\クビにする会社は辞めてOK/

客先常駐SEをクビにする会社の手口は?

だいたい、次の手口で「自主退職」に追い込んできます。

ブラック企業の手口について、詳しく解説していきます。

その①:就業規則を武器に詰めてくる

ほとんどの会社の“就業規則”には、次のように書かれています。

(解雇) 第51条

労働者が次のいずれかに該当するときは、解雇することがある。 勤務状況が著しく不良で、改善の見込みがなく、労働者としての職責を果たし得ないとき。 勤務成績又は業務能率が著しく不良で、向上の見込みがなく、他の職務にも転換できない等就業に適さないとき

引用:厚生労働省-モデル就業規則

常駐先が決まらないと、就業規則を武器に、次の3点でクビをうながされます。

  1. 業務能率が悪い → 常駐していないから赤字
  2. 向上の見込みがない → 常駐していないからスキルアップしない
  3. 他の職務にも転換できない → エンジニア以外の仕事は埋まっている

「就業規則に書いてあるように、クビにするしかないけどどうするの?」って感じですね。

ぶっちゃけ、理不尽です。

でも、労働契約法とかを知らないと…

  • ①「常駐先が決まらない自分が悪い…」→ そうだよね。どうするの?
  • ②「就業規則に従うしかない…」→ そうだよね。どうするの?
  • ③「迷惑になっているから、会社を辞めます。」→ じゃあ、自主退職だね。

上記のように誘導させられて、自分を追い込みながら、自主退職してしまいます。

少しでも「おかしいな?」と思ったら、労働問題弁護士ナビなどを使って、相談してみましょう。

その②:強制休業・給与カットでいられなくする

常駐先が決まらないと「待機」になり、強制的に「休業」させられる場合があります。

労働基準法 第26条(休業手当)

使用者の責に帰すべき事由による休業の場合においては、使用者は、休業期間中当該労働者に、その平均賃金の百分の六十以上の手当を支払わなければならない。

引用:電子政府の総合窓口イーガブ(e-Gov)

簡単に言うと、「働かないかわりに、給与は60%しか支給しません」という、会社命令。

会社としては「少しでも赤字を減らしたい」、「利益にならない社員は辞めてもかまわない」ということです。

給与が60%しかもらえないって、生活できない人もいますからね。

  • 月額20万円→ 月額12万円(60%支給)
  • 月額25万円→ 月額15万円(60%支給)
  • 月額30万円→ 月額18万円(60%支給)

都心で一人暮らししてたら家賃でほぼ消えます…。

給与を減らし、いられない環境を作り、自己退職に追い込む・・・ひどい手口です。

\クビにする会社は辞めてOK/

客先常駐SEをクビにする会社の特徴【3つ】

ずばり、次の3つです。

詳しく見ていきましょう。

その①:強制休業・給与カットがある

結論として、一番ヤバイです。

まさにこれですね。

「待機=強制休業・給与カット」を当たり前にしている会社は、エンジニアを大切にしません。

会社の利益・損失しか考えていないので、使い捨てにされる可能性が高いかなと。

ちなみに、休業でも給与は100%保障、自宅学習、社内研修にしてくれる会社はOKですよ。

その②:未経験エンジニアを大量採用している

特に、中小企業だと注意が必要です。

なぜなら、使い捨てにするのを前提に、大量採用している可能性があるから。

未経験エンジニアを20人採用

10人は現場が決まったが、10人は待機

追加で5人決まったが、5人は待機継続

これ以上、待機が継続した5人に給与は払えないからやめてもらおう

上記のような判断をされることがあります。

理由は、“利益を出せず、赤字になっている社員”だから。

中小企業だと資本が少ないので、利益を出せない社員を支えられません。

「大量採用=クビを前提にする会社」というわけではないですが、上記の可能性があることは覚えておきましょう。

その③:営業力がない

例えば、次のような会社です。

  • 4次請け、5次請け以下の案件しかない
  • エンジニアが多いのに、営業が少ない
  • 未経験エンジニアが多く、ベテランが少ない

補足として、未経験エンジニアだけだと、常駐先は決まりづらいです。

フォローしてくれるベテランや先輩エンジニアがいるならOKですが、未経験エンジニアだけだと任せられる仕事が少ないので。

結果として、ベテランや先輩エンジニアが少ない会社は、営業力が弱いと言えるでしょう。

結論:客先常駐SEをクビにする会社は辞めてOK

僕の価値観ですが、『客先常駐SEをクビにするような会社は辞めてOK』ということ。

常駐先が決まらないだけでクビにする会社は、少しでも会社経営がヤバくなったら見捨てられる可能性がありますので。

自分に被害がなくても、会社に不安を感じるなら、優良企業を探し始めたほうが良いかなと。

もし、「会社は不安だけど…まだ経験浅いし、良い会社は見つからないよな…」と思う方は、IT系転職エージェントに登録だけはすべきです。

なぜなら、IT業界に詳しいエージェントが、無料で相談にのってくれますので。

IT転職エージェントとは?

ITに詳しいアドバイザーが、あなたに合った”企業紹介”、”転職サポート”を「無料」でしてくれるサービス。

一人で悩むより、転職のプロに話を聞いてもらうだけでも違います。

今のスキルで転職できる優良企業を紹介してくれたりもするので。

不安を感じたままでいるより、一歩踏み出してみましょう。

おすすめのIT転職エージェント(PR含む)
  • レバテックキャリア
    【公式】
    転職成功率96%!年収UP率80%!IT特化のエンジニア転職エージェント!
  • Geekly(ギークリー)
    【公式】
    年収UP率81%!Web系・自社開発に強いIT転職エージェント!(※年収UP率は2023年1月時点)
  • マイナビIT AGENT
    【公式】
    優良企業が多数!20代・30代に強い!国内最大級のIT転職エージェント!

※各社のプロモーションを含みます。

参考記事:

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
タップできる目次