SES・客先常駐の現場を変えたい!合わない!という方へ
- 新しく人間関係を作るのに疲れた…。
- 正当に評価されているのか不安…。
- 知らない人と働くから孤独感がつらい…。
SES・客先常駐に疲れたのなら、会社から変えるべきです。
今後の人生は長いので、あなたに合った環境で働きましょう!
SES・客先常駐に疲れたよ…。
現場も合わないし、変えたいな…。
思い切って会社から変えるのも方法だよ!
我慢も無理もする必要はないからね。
この記事を書いている僕は、人事やキャリアコンサルタントの仕事をしています。
SES業界は8年ほどなので、わりと詳しいかなと。
本記事では、SESで現場を変えたい方向けに、よくある理由や対応策を解説。
そもそも、客先常駐が合わないなら会社から変えるべきという内容もお伝えします。
ただし、「SES・客先常駐=悪」という話ではありません。
あくまで、現場を変えてくれないブラック企業は辞めるべきという話ですので。
「SESの現場が合わなくて疲れたな…」って方は、ぜひ記事をご覧ください。
今の会社が現場を変えてくれないなら、転職も考えましょう。
IT業界は人手不足なので、今より条件の良い転職先はたくさんありますので。
SESを辞めたいと思った方向けに、辞め方・転職方法をまとめた記事があるので、合わせてご覧ください。
SESで現場を変えたい!合わない!よくある理由
まずは、SESの現場を変えたい!合わない!よくある理由から見ていきましょう。
同じような悩みを持っている方は多いですよ。
①:常駐先の人間関係に疲れる
人付き合いが苦手な人にとっては、常駐先で新しい人間関係を毎回作るのは超しんどいです。
- どんな人たちなのか?
- 現場の人間関係はどうなのか?
- 誰がキーマンなのか?
そもそも、初めて会う人と一緒に仕事をするのって、神経を使いますからね。
慣れれば大丈夫な場合もありますが、慣れるまでが苦痛だし、そもそもムリな人もいます。
高圧的な人や、自分勝手な人はイヤだな…。
ネガティブ発言が多い人も一緒にいると疲れるよね…。
現場が変わるごとに人間関係を新しく作るのは大変です。
②:疎外感・孤独感を感じる
SESや客先常駐だと現場での「疎外感」や「孤独感」があります。
- 気軽に相談できる人がいない
- 同僚・同期がいない
- 現場のグループ・派閥になじめない
- 自分を評価してくれる人がいない
- どこの会社の社員かわからなくなる
自社のチームや体制で現場に入っていれば大丈夫ですが、一人だと常駐先に気を使うし、気軽に話せる相手も少ないかなと。
「自分って必要なの?」という疎外感や孤独感から、現場を変えたいと思うようになってしまいます。
③:正当に評価がされない
上司が現場にいないため、正当に評価されないことは多いです。
ぶっちゃけ、一人で客先常駐させられていたら、評価なんて絶対に無理です。
- じゃあ、どうやって評価しているのか?
-
現場にいくらで入っているか(金額で評価)
最悪です。
エンジニアを正当に評価できない会社や環境にいてもストレスがたまるだけ。
今すぐにでも転職を考えるべきかなと。
ちなみに、SESでも評価体制がしっかりしているホワイト優良企業はあります。
SESの優良企業については、SES優良企業ランキングの記事をご覧ください。
④:現場ごとのルールで仕事がやりづらい
現場ごとのローカルルールのせいで、仕事がやりづらいってこともあります。
- ネット接続禁止
- スマホ持ち込みNG
- ツール・エディタは指定のみ使用可能
- 会議が多い
- 入退室カードを持ち帰れない
- 休むためには自社・客先・ユーザー企業へ確認
・・・などなど。
「意味のない作業…」「無駄なタスク…」もあるし、前の現場でOKだったのに、新しい現場だとNGということもあります。
自分がやりやすい環境で仕事ができないと、現場を変えたいと思うのは仕方ないです。
⑤:案件が選べない
案件が選べないと、あなたが希望する現場で働くことはできません。
- 開発をやりたいのに、またテストの現場…
- 先端技術にチャレンジしたいのに、経験がないと現場に入れない…
- リーダーや上流工程をやりたいけど、下請けだから任せてもらえない…
しかも、通勤が遠かったりすると最悪です…。
この状況では、現場を変えたいと思うのは普通です。
ただ、エンジニアに案件を選ばせてくれるSES企業もあります。
このあたりは「SESは案件を選べないって本当?【結論:選べる会社はある/実例も紹介】」の記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
SESの現場を変えたいときの対応策
SESの現場を変えたいときの対応策は以下2つだけです。
エンジニアの希望を叶えてくれる会社なら現場を変えてくれますが、
むずかしいようなら転職するしか方法はありません。
①:現場の変更を依頼する
SESで現場を変えたいと思ったら、上司や営業担当へ依頼しましょう。
その際、次の2つを意識して伝えてください。
- 現場を変えたい意思が強いことを伝える
- 現場の更新は絶対にしないと伝える
適当な会社だと「いつか変えるよ!」「もう少しスキルが身についたらね!」など、
あいまいな返事をして現場を変えようとしてくれません。
だいたい現場とは1か月~3か月の契約となっているため、
希望を叶えてくれる会社なら3か月以内に現場を変えてくるはずです。
会社によって、対応は違うんだね…。
現場を変える時期を、具体的に教えてくれない会社はダメだね。
②:転職する
会社が現場を変えてくれないなら、今の環境を変える方法は転職しかないです。
特に、次の理由でも現場を変えてくれないなら、すぐにでも転職活動をしたほうがいいでしょう。
- パワハラ・セクハラがある現場
- 残業・休日出勤が多すぎる現場
- スキルがまったく身につかない現場
- 聞いていた話と違う仕事をさせられる現場
あなたに問題がないのに現場を変えてくれないのは、客先のほうが大事だからです。
おそらく、今後も現場を変えたいといっても、変えてくれることはないでしょう。
会社が味方になってくれないのはつらいね…。
エンジニアを大切にしてくれる会社は、他にいくらでもあるよ!
もし、本気で今の会社から転職を考えたら、IT転職エージェントに相談しましょう。
あなたの現状を詳しくヒアリングして、希望にあった会社を紹介してくれますので。
特に若手エンジニアに人気のマイナビIT AGENT とレバテックキャリア はおすすめなので、ぜひ登録してみてください。
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SESの現場を変えたい!合わない!なら、会社から変えるべき理由
結論として、SESの現場が合わないなら、会社から変えることも検討すべきです。
理由は次の3つ。
そもそも論として、客先常駐という働き方があなたに合っていない可能性がありますので。
今後もずっと同じ働き方を続けたいかを考えてみてください。
①:残りのサラリーマン生活は長い
その会社で、一生働けますか?
現代は「定年65歳~70歳」の時代です
30歳のエンジニアの場合、残りのサラリーマン生活は約40年もあります。
今の時点で「現場を変えたい!合わない!」と大変な思いをしているのに、
あと40年も同じ状況が続くのは無理じゃないかと…。
サラリーマン人生は長いので、現場や会社に振り回される環境に居続けるのは避けるべきです。
②:負の客先常駐ループにはまる
仮に今の現場を変えたとしても、さらに辛い環境になる可能性があります…。
上記が「負の客先常駐ループ」です。
SESは案件ガチャといわれるように、必ずあなたにあった現場にいけるとは限りません。
今後も合わない現場を転々とするくらいなら、落ち着いて働ける会社へ転職してしまうのも方法です。
③:エンジニア経験者なら会社を選べる
IT業界は人手不足なので、どこの会社もエンジニア経験者が欲しいと思っています。
2030年には、最大79万人のIT人材が不足すると言われているくらいなので。
この状況なので、エンジニア経験者なら希望の会社を選ぶことが可能です。
「現場を変えたい!合わない!」と悩む必要はない、
社内SEやWeb系(自社開発)の会社へも転職することはできるでしょう。
SESからの転職については、「SESからの転職先と転職方法」の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
SESの現場を辞めるときによくある質問
本章では、SESを退職して現場を辞めるときによくある質問を回答していきます。
SESの退職について詳しくまとめた記事もあるので、合わせてご覧ください。
①:契約期間中でも現場は辞められる?
契約期間中でも現場を辞めることはできます。
法律では、2週間前に退職の意思を伝えれば会社は辞められるとなっていますので。
民法 第627条
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:総務省行政管理局-電子政府の総合窓口(e-Gov)
とはいえ、2週間前だと何かと問題になりやすいので、1か月前には退職を伝えるようにしましょう。
②:現場を辞めても損害賠償はない?
退職で辞めても損害賠償はありません。
労働者には「退職する自由」がありますし、労働基準法では「賠償の禁止」も定められていますので。
労働基準法 第16条
使用者は、労働契約の不履行について違約金を定め、又は損害賠償額を予定する契約をしてはならない。
引用:総務省行政管理局-e-Gov法令検索-労働基準法
また、SESで行われる準委任契約も途中解約できるとされています。
民法 第651条1項
委任は、各当事者がいつでもその解除をすることができる。
引用:総務省行政管理局-電子政府の総合窓口(e-Gov)
退職というやむを得ない理由なら、
途中で現場を辞めることになっても損害賠償を請求されたりしないので大丈夫です。
③:現場を辞めるのはいつ伝えるべき?
転職先を決めてから伝えましょう。
理由は次の4つです。
- 辞める意思がブレない
- 引き止められづらい
- お金(給与)の心配がない
- 転職市場を把握できる
退職の交渉でいちばん大変なのは、引き止められることです。
転職先が決まっていないと、会社側も無理やり引き止めてきますので、なかなか辞めることができません。
逆に転職先が決まっていれば、会社側もあきらめるしかないため、サクッと辞めることができます。
このあたりは「SESを辞めたい!客先常駐の辞め方5ステップ【1ヶ月で退職可能】」の記事でもまとめているので、参考にしてください。
最後に:どんな環境にいるかで、人生は大きく変わります
というわけで、今回のまとめです。
環境選びは慎重にしましょう。なぜなら、環境はあなたを形づくるものだからです。
引用:W・クレメント・ストーン
名言ですね。
昔の僕も、低賃金・休日出勤・残業100時間越え、、、。
ムチャぶりオンパレードの職場で、ストレスがやばかったです。
けど、今の職場に環境を変えてから、毎日が充実して、笑顔が自然に作れるようになりました。
ストレスがやばい環境=人生をつまらなくする
今の会社や客先常駐のストレスがやばいなら、『現場や環境を変えること』から考えてみてくださいね。
参考記事:SESから転職!おすすめ転職先7つとよくある質問5つを現役の担当が解説