SES企業の見分け方9選！客先常駐のホワイト企業を見分ける方法も紹介

この記事を書いている僕は、SES業界で10年以上の経験があります。

はっきり言って、SES企業の見分け方は簡単です！

そんな今回は、SES企業の見分け方9つを徹底解説。

また、SES業界のホワイト優良企業を見分ける方法も紹介するので、ぜひご覧ください。

SES企業の見分け方【9選】

本章では、SES企業・客先常駐の見分け方を解説します。

上記9つのポイントが当てはまるほど、SES企業の可能性は高いです。

社員数に対してオフィスが小さい

社員数に対して、小さいオフィスは要注意です。

SESは客先常駐なので、エンジニアは自社にいる必要がありません。

社員が100名以上なのに、マンションの1室がオフィスなんてこともあります。

補足として、SES・客先常駐では、グループ展開をしている会社が多くあります。

1社では広さはちょうど良くても、グループ全体の人数で考えたらオフィスが狭すぎるなんてことも。

総社員数とオフィスの割合を考えて、小さい会社はSESの可能性が高いですよ。

勤務地と勤務時間が決まっていない

勤務地・勤務時間が決まっていないなら、SES企業の可能性が高いでしょう。

客先常駐で仕事をするSESでは、現場が決まるまで勤務地や勤務時間は未定だからです。

SES企業の求人では、以下のような勤務地・勤務時間になっているのでチェックしてください。

SES企業の見分け方（勤務地）

• 原則首都圏勤務
• プロジェクト先
• 東京23区、及び横浜・川崎近郊
• 大阪府周辺
• 首都圏（東京・神奈川・埼玉・千葉）

SES企業の見分け方（勤務時間）

• クライアントの勤務体系に準ずる
• 客先に準ずる
• プロジェクト先により異なる

帰社日がある

帰社日があるかチェックしてみましょう。

「帰社日がある＝客先常駐で働いている」ということなので、ほぼ間違いなくSES企業です。

とはいえ、会社によって、帰社日がまったくないSES企業もあります。

あくまで参考の1つとして、求人サイトの帰社日はチェックしてみてください。

取引先がIT企業しかない

取引先がIT系の会社しかないなら、SES企業の可能性が高いでしょう。

IT業界は次のような下請け構造のため、SES企業は同じIT系の会社からしか仕事をもらえないからです。

SIerや受託開発をしているIT企業であれば、さまざまな業種の会社と取引をしています。

しかし、ただのSES企業では、大手メーカーや官公庁と直接取引をすることはできません。

結果として、同業のSES企業から仕事を紹介してもらうか、SIerの下請けとして働くことになります。

ビジネスパートナーを募集している

SES企業は、横のつながりが重要です。

そのため、ビジネスパートナーや協力会社を常に募集しています。

会社のホームページで、次のような記載があればSES企業の可能性が高いです。

とはいえ、中堅のSIerも協力会社やビジネスパートナーの募集はしています。

「パートナー募集＝SES企業」ではないので、注意してください。

必要なスキル・技術が明確に記載されていない

IT企業の応募条件で「何かしらのITスキル・開発言語」と記載されていたら、SES企業の可能性は高いでしょう。

SESは明確な仕事内容が決まっていないため、あいまいな表現にするしかないからです。

SES企業では、入社してから聞いていた話と違ったということはよくあります。

仕事内容や必要なスキルが具体的に書かれているかは、SES企業を見分ける大切なポイントですよ。

入社前面談がある（案件が決まってから入社）

入社前に案件先の面談を受けなければならない会社は、確実にSES企業です。

案件が決まってから入社になるSES企業は、ブラックな会社が多いので絶対にやめましょう。

入社前面談のあるSES企業では、次のような問題がおきやすいです。

SESで案件が決まってからの入社が危険な理由については、次の記事でくわしく解説しているので、気になる場合はチェックしてみてください。

契約社員でエンジニアを採用している

契約社員でエンジニアの採用をしているなら、SES企業の可能性があります。

なぜなら、常駐先が決まらないエンジニアの契約を切ることを考えているからです。

SESは客先と契約期間を決めて、エンジニアを派遣・常駐させるビジネスです。

客先が決まらないエンジニアを採用してしまうと、会社は赤字になってしまいます。

そのため、最初は契約社員で採用し、良かったら正社員にするSES企業があります。

入社するまで雇用契約をはっきりさせないSES企業もあるので注意しましょう。

事業がシステム・エンジニアリング・サービス

事業内容に「システム・エンジニアリング・サービス（System Engineering Service）」と記載されていたら、SES企業だと思いましょう。

なぜなら、SESは「システム・エンジニアリング・サービス」の略だからです。

また、事業内容に次のような記載があれば、SES企業だと疑ってください。

SES企業は、いろいろな表現で事業内容を記載しているため、必ずチェックしましょう。

ちなみに、はじめての転職や会社選びが不安なら、IT転職エージェント経由で会社を探してください。

レバテックキャリア やマイナビIT AGENT なら、優良SESの紹介はもちろん、SIerや自社開発のWeb系企業も紹介してくれますよ。

SESのホワイト優良企業の見分け方

SES・客先常駐の優良企業の見分け方は、次の5つをチェックしましょう。

SES・客先常駐のホワイト優良企業は、人が辞めないので中堅の30代や40代が多く活躍しています。

また、元請け・2次請けのプロジェクトも多いため、下請けSESに比べて平均年収も高いです。

とはいえ、1人でSES・客先常駐の優良企業を見分けるのは難しいです。

もし、SES・客先常駐のホワイト企業を簡単に見分けたいなら、IT転職エージェントを利用しましょう。

IT転職エージェントは、求人を出す会社の情報を細かくヒアリングするので、企業の内部情報を知っています。

例えば、次の5つです。

通常の求人サイトにのっていない情報でも、IT転職エージェントなら教えてくれるのが魅力です！

ちなみに、転職エージェントとの相談イメージはこちら。

これだけでOKです。

登録も完全無料なので、1人で悩まず専門家を頼りましょう。

もし、どこに登録するか迷ったら、経験別にマイナビIT AGENT かレバテックキャリア がおすすめですよ。

SES企業の見分け方でよくある質問

本章では、SES企業・客先常駐の見分け方を知りたい人からよくある質問を紹介します。

SESの優良企業ランキングは？

当サイトでは、年収・売上・残業・離職率・評判の5項目で、SES大手の上場企業28社を調査。

結果として、SES優良企業ランキングの上位5社は、次のようになりました。

各企業の詳細はこちらです。

会社名	日本プロセス	鈴与シンワート	NSD	ソルクシーズ	アルファシステムズ
画像
会社	日本プロセス	鈴与シンワート	NSD	ソルクシーズ
平均年収	699万	631万	652万	614万	604万
売上	79億	144億	711億	139億	338億
平均残業	12.3時間	10.5時間	22.2時間	11.1時間	12.5時間
新卒離職率	9.0%	0.0%	6.5%	6.7%	9.0%
評判	3.48	2.97	2.97	2.92	2.93

SESの優良企業ランキングについては、以下の記事で詳しくまとめています。

SES企業の大手一覧は？

上場しているSES企業の大手をまとめました。

ただし、上場しているからといって、ホワイト企業というわけではありません。

SES企業の大手ランキングを紹介している記事もあるので、ぜひチェックしてください。

SESでブラックリストに載る会社は？

SESでブラックリスト扱いされる会社は、次のような特徴があります。

SES業界はブラック企業も多いため、慎重に会社は選びましょう。

とはいえ、1人でブラック企業を見分けるのは難しいです。

1人での転職活動が不安なら、IT転職エージェントに相談してください。

あなたの希望に合ったホワイト企業を厳選してくれるため、会社選びも安心です。

完全無料で内定までのサポートをしてくれるため、はじめての転職でも心強い味方になってくれますよ。

SES企業・客先常駐の見分け方まとめ

今回は、SES企業・客先常駐の見分け方を紹介しました。

改めて、SES企業の見分け方を見てみましょう。

SES企業の見分け方は簡単ですが、はじめての企業選びは不安かと思います。

もし、1人で会社を選ぶのが心配なら、IT転職の専門家に相談してみましょう。

次のIT転職エージェントであれば、あなたの希望にあった会社を紹介してくれますよ。