SES企業はベンチャーではない！やめておくべき5つの理由と対処法

近年、SES業界で「ベンチャー企業」とうたっている会社がよくあります。

しかし、先にお伝えするとSES企業はベンチャーではないです。

そんな今回は、SESベンチャー企業の実態について紹介します。

また、SES業界のベンチャー企業はやめておくべき理由5つも解説するので、ぜひご覧ください。

SES企業はベンチャーではない

改めてお伝えしますが、SES企業はベンチャーではないです。

そもそもベンチャー企業は、以下のように定義されています。

SES（システムエンジニアリングサービス）は、昔から存在する客先常駐のビジネス形態です。

新しく革新的なサービスではないため、ベンチャーとはいえません。

はっきり言って、SES業界でベンチャーといっている会社の実態は、ただの小規模・零細企業です。

これからIT業界で転職や就職をするなら、「ベンチャー」というワードに惑わされないでください。

あなたの希望にあった優良企業を探すなら、IT転職・就活エージェントに相談するのがおすすめですよ。

SES企業のベンチャーはやめておくべき理由

本章では、SES企業のベンチャーはやめておくべき理由5つを解説します。

自社開発の仕事はない

SES企業のベンチャーでは、「自社開発に関われる可能性もある」と言われることがあります。

しかし残念ですが、実際はほとんどウソです。

本当に自社開発をしているSES企業もありますが、一部の人しか関われません。

SES企業のベンチャーに入ったけど、客先常駐しかできなかったという人はたくさんいます。

あくまで、SES企業のベンチャーは、客先常駐やIT派遣がメインビジネスです。

自社開発があっても特定の人だけしか関われないため、だまされないように注意しましょう。

IT研修や教育がない

SESのベンチャー企業で、IT研修や教育制度が整っている会社はほとんどないです。

未経験を募集していたとしても、充実したエンジニアの研修を受けられることはないでしょう。

未経験エンジニアは、最初のIT研修がしっかりしていなければスキルは身につきません。

結果として、スキルなしで現場にいかされるので、大変な思いをするでしょう。

エンジニアとして活躍したいなら、スキルが身に付けられる会社を選ぶことが大切です。

福利厚生はない

創業したばかりのSES企業は、会社の規模が小さく、福利厚生は整っていません。

通勤手当はあると思いますが、以下のような福利厚生は期待できないです。

一方で、大手の福利厚生は充実しており、働きやすい環境が整っています。

長く安定して働きたいなら、ベンチャーよりも大手を目指したほうが良いですよ。

聞いていた話と違うことが多い

SES企業のベンチャーでは、入社前に聞いていた話と違っていることが多いです。

例えば、次のような仕事内容や雇用条件が違うことはよくあります。

立ち上げてすぐの会社は、人材の採用に苦労しています。

結果として、エンジニアを採用するためにウソをつく会社も多いです。

もし雇用条件が聞いていた話と違うときは、すぐにでもやめたほうが良いでしょう。

いつ会社が潰れてもおかしくない

SES企業のベンチャーは、倒産するリスクが高いです。

創業したばかりで事業が安定していないのはもちろん、SESは下請けなので急に仕事がなくなることもあります。

特にSES事業しかやっていない、小規模のベンチャー企業は安定していません。

会社が倒産するリスクは高いため、避けたほうが良いでしょう。

安心して働ける優良企業を選ぶなら、IT転職・就活エージェントに相談するのが一番いいですよ。

SES企業のベンチャーでよくある質問

本章では、SESのベンチャー企業でよくある質問をまとめました。

SES企業のベンチャー以外に転職する方法は？

ベンチャーじゃないSES企業を目指すなら、IT業界に特化した転職エージェントを活用しましょう。

IT転職エージェントは、IT企業のリアルな情報を持っています。

インターネットでは手に入らない情報も把握しているため、あなたの希望に合った優良企業を紹介してもらえます。

また、IT転職エージェントは、内定から入社までのサポートも充実しています。

入社日の調整や年収の交渉など、不安な点があれば、遠慮なく頼ってください。

転職エージェントごとに扱う求人は違うので、2つ以上に登録しておくと選択肢が広がります。

どのサービスにするか迷ったら、実績が豊富な以下の転職エージェントがおすすめです。

SESの大手優良企業は？

SES企業のベンチャーが不安なら、大手の優良企業を目指しましょう。

SESの大手優良企業で、おすすめの会社はこちらです。

順位	会社名	平均年収
1位	日本プロセス	699万
2位	鈴与シンワート	631万
3位	NSD	652万
4位	ソルクシーズ	614万
5位	アルファシステムズ	604万
6位	TDCソフト	631万
7位	シーエーシー	632万
8位	ソフトクリエイト	648万
9位	DTS	600万
10位	富士ソフト	600万

上記の会社は、評判・離職率・売上・年収の面から見て、総合的に優秀なホワイト優良企業です。

SES優良企業ランキングの記事では、より詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

SES企業の見分け方は？

SES企業かどうか見分けるポイントは、次の7つです。

当てはまるポイントが多いほど、SES企業の可能性は高くなります。

SES企業に入りたくないなら、求人やホームページなどをよく確認しておきましょう。

SES企業の見分け方を詳しく解説した記事もあるので、ぜひ覧ください。

SES企業のベンチャーまとめ

本記事では、SES企業のベンチャーをテーマに解説しました。

あらためてお伝えすると、SES企業はベンチャーではないです。

SES企業でベンチャーといっている会社の多くは、5次請け・6次請けの下請け零細企業です。

下請けすぎる会社は労働環境が整っていないため、おすすめできません。

安定して働きやすい会社を探すなら、IT転職エージェントに相談しましょう。

SESの優良企業や大手SIerなどを紹介してもらえるため、会社選びも安心ですよ。